知らず知らずのうちに…
美咲がどうも、入籍したらしいです。
私はこの子とは、縁のない人生だったのかな、とこの頃思うのです。
美咲は間違って、私のおなかに宿ったのかな?
私が、あんまり赤ちゃんを呼んだから、美咲はつい可哀そうに思ってきてしまったのかな?って。 悪い事したなあ、って。
だって私は、自分ではとても精いっぱい、母親をやってきたと思う。そう思っているんです。それなので、こんなに言われもない対応って、何なんだろう?ってずーっと、考えています。これが、運命や宿命との関係なのかな、って。
私はこのままずっと、黙っていると思います。これ以上、何も発信しないと思う。
そのまま、この世から消えていくような気がしている。
春馬君のことが気がかりで、いつまでも涙が出てしまう。
こんなにピュアで、真摯に生きた人。
俳優としても天才的で、その素晴らしさは素人の私でも、ホントに惚れこみます。
歌もダンスも、誰よりも素晴らしい。全身で、手の指先までを神経張り巡らして、表現する。
日本は、二度と出てこない宝を失ったと思います。
春馬君も、生まれてくる親を選べなかった。育つ環境も選べなかった。
芸能界にいてもひとりひとり見れば、誰よりも可能性を秘めていて、誰よりも美しくて、誰よりも人格者で、誰よりも繊細だったと思う。
そこをよく理解して、しっかり後ろ盾になってくれる人物がいてくれたなら。
それなのに、実母の再婚相手にも多額のお金を無心されていたらしいし。母がもっと、別の生き方をしていれば、こうはならなかったかもしれない。
人間って、悲しい生き物です。お母さんも、若い頃からの人生の流れで、どうしてもうまく流れない人生の流れ、というものがあったかもしれないし。
何故か、自分の息子のように、何故か、とても哀しいのです。